賃貸マンションのデメリット

リノベーションやリフォームを自由にできない

賃貸マンションの場合、分譲とは違ってリノベーションやリフォームを自由に行うことはできません。分譲であれば、専用部分においては購入者が自由に間取りを変えたり壁紙や床材を変えたりすることが可能です。しかし、賃貸は専用部分であっても自由に手を加えることはできない点がデメリットになります。

イメージを変えたいときや使い勝手を良くしたいときは、家具の色合いや配置などで変化を持たせるしかありません。あとは、せいぜい照明器具やカーテンなどを工夫して印象を変える程度です。実際には物件や契約内容によって変わってきますが、釘一本打つことも禁止されていることが多く、絵を壁に飾ることすらできないと思っていたほうがいいでしょう。

退去するときは原状回復が必要になる

賃貸マンションは、退去する際は原状回復を求められるのが一般的です。原状回復とは、借りたときの状態に戻しておくことをいいます。例えば、照明器具やエアコンを自分で設置するタイプのマンションなら、退去のときはこれらをすべて外しておかなければなりません。壁や床などを人為的に汚した場合は、その分も敷金などから相殺する形で元に戻すことになります。

通常、自分で設置するといっても賃貸マンションの場合はせいぜい照明器具やエアコン程度でしょう。しかし、部屋を繋げるために引き戸を外しておいたり、機能的な蛇口に変えたりしていたときは注意が必要です。いざ退去する際にスムーズに戻せないと、思わぬ費用がかかるのもデメリットといえます。

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